お金関係の本2冊です。
金のなる人 成毛眞(著)
お金ってどれくらい欲しいですか。
どれくらいなら不安ないですか。
私はいくらあっても不安。
それは、いつか無くなってしまうかもという恐怖心かもしれません。
だけど私たちは、死ぬまで支払われる終身保険のような年金があるから、あといくら足りないかを計算し、足りない分は貯蓄でまかなうのか、投資でまかなうのか、方針を決め、運用すれば良い。
わかっているのですがねえ。
価値観に合わない支出はしない。
単純な消費はしないということ。
腹を満たすだけの食事はしないとか、妥協して物を買わないとか。
リセールバリューを考えるとか。
100万円作る方法とは、生命保険に入らないこと。明快です。
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村上世彰、高校生に投資を教える。 村上世彰(著)
投資って楽してもうけること?
投資をすると、ニュースに関心を持つことができる。
そしてその投資のお金は、会社を支援することになる。
会社はその投資のお金で儲けて、回り回って投資家も世の中に役に立ち、しかも配当金や株式株主優待を受けることができる。
株価自体が上がることも。みんなwinになる、それが投資なのですね。
とはいえ、どの株を買ったらいいの?私も全然判りません。
ゲームが好きならゲームの会社を買ってみたりしてもいいのかな。
この本では株式投資ついて学んでほしいことが3つ書いてあります。
- 投資の本質をしっかり理解した上で
- 期待値を考えて投資判断をして
- リスク管理を考えて投資する
ということです。
具体的には、世の中をよく見渡して、新聞やニュースをよくチェックして
いろんな人の話に関心を持って
そして将来どんな世の中になるのかよく自分で考えること。
私は春の緊急事態宣言の時に、あっという間にスーパーの店から小麦粉やお好焼粉がなくなってしまったことにびっくりしました。
家にこもらなければならないとなったら、普段作らない人も何かを作らなきゃいけないだろう。
だったら手軽に作れるものにみんな殺到するだろう、とすぐ考えて買っておけばよかったのです。
これも世の中の動きをよく見てよく考えれば次に打つ手が考えられたということです。(私は考えられず、スーパーのからっぽの棚を見てただ呆然としていました。)
そして著者は書いています。
何のためにどのくらいのお金が必要なのか、まずは目的目標をはっきりさせる。
成毛さんの本にも書いてありました。
ただ漠然とお金を貯めたい、投資をしたいといってもダメ。
目標額がわかれば、投資スタイルも変わる。
著者が投資するとき、1番重要視しているのは企業の資産です。
保有する際、資産の内容が良いのにそれが投資に生かされていないという会社は良くない。
これは、私がMBAで学んだ先生の、日本の財務再構築についての本にも書いてありました。会計ビッグバンにからんだ話でしたが、もう20年前から言われてることです。
日本経済低迷の原因は、内部留保とタンス預金と言われています。
高い資本効率を実現し、企業価値を高めるためにコーポレートガバナンスを機能させることが必要。つまり企業は株主と対話をし、企業価値を高めるよう努力させること。
N高投資部の高校生たちの活躍も楽しく読めました。
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