スマホ脳 アンデシュ・ハンセン著
私たちは、生命の危機に関して敏感である。だからニュースの速報が気になる。
Facebookやインスタなどの企業により、私たちの脳の報酬系がハックされたと著者は言う。
投稿すればいいねがつくかどうかを、そしてついたらいいね!の数を気にする。
気がつけば1日にトータルで何時間もスマホを確認してしまっている。
これが、子どもに良いわけがない。うちは、息子に高校生の時から持たせたが、もし、今息子が保育園児だったら、大人しくなるならと見せて遊ばせたかもしれない。
それがいかに危険か。パズルで遊ぶことで、指の運動能力を鍛え、形や材質の感覚を身につけるのに。
マナーはいらない 三浦しをん著
小説の書き方の話です。まるでフランス料理のコースのように小説の書き方を順序建てて指南してくれます。
小説の書き方など全く勉強もせずに、お金の話について小説風に書いた本がこちら。
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これらを書いた後にこの本を読んでしまったので、恥ずかしくなりました。
改行にいろんな意味があるとは。一人称の書き分け。時制について。
そしていまどきの若い人たちのセリフの言い回しはどういう風になってるんだろうと考えた時、三浦さんは電車内で他人の会話に聞き耳を立てたそうです。
その結果分かった事は特に「~なの」という女性が使うであろう語尾、「~だぜ」という男性が使うであろう語尾は使わないということでした。
救出 猪瀬直樹著
東日本大震災から10年。
一度読んでブログにも書きました。
文庫版が出たので改めて読みました。
やはり猪瀬さんの描写は本当に映画のよう。
この本映画にならないかな。
東京都の副知事であった猪瀬さんのTwitterに、気仙沼公民館への救出をお願いする140文字が飛んできた。あまりに5W1Hのまとまったものであったため、これは本物だと判断。
東京都が救出のヘリを出したときの一部始終を描いている。その迫力ある描写に、一気に読んでしまい、「偶然の必然」を感じずにはいられない。