何も言えなくて・・・夏

何も言えなくて・・・夏

週末、夫が以前から欲しかったという小代焼の茶碗を見せてくれた。

いつもなら、また無駄なものを買ってと言うところだが、何も言えなかった。

先週の月曜朝、いつもの駅の改札口でハッとする。
「・・・定期券忘れた。」

あわてるなと自分に言い聞かせる。
でも、あわてざるを得ない。
なぜかと言うと、職場まで現金で行こうとすると3000円、往復6000円が飛ぶからだ。
え~っと、土曜日、JRに乗ったよな。帰り、無造作にポケットに定期券を入れたな。
家に着いて、取り出すの忘れたな・・。今日着ている服は、土曜日着ていたパンツ・・ではないな。当然ポケットを確認しても入っていない。
この自分への問答に約30秒。
もう発車時刻が迫っている。今から家に引き返したら遅刻する。
仕方なくICカードで構内に入った。

博多駅に着くまでの間、ひたすらググる。
私は通勤で博多から小倉まで新幹線に乗るのだ。
ググるのは切符を安く買う方法。
新幹線は4枚切符はあるが、2枚切符はもうないらしい。
4枚切符は期限があるため、買うのも現実的ではなく、(もう二度と忘れないだろうし・・)
仕方ないので普通に往復の新幹線切符を買うことに決めた。

最初、券売機で特急券の往復だけを買った。
ICカードがあるから乗車券はいらないと思ったのだ。
しかし、改札を見てハッと気づく。
「SUGOCAでは乗車できません」の文字。SUGOCAはJR九州のICカードである。
え~っどうしよう。
券売機の横の窓口で駅員さんに聞く。
「すみません、スゴカで行けると思って特急券だけ買っちゃいました。どうしましょう。」

駅員さんは、乗車券を買えばいいと言ってくれ、スゴカの履歴を一旦消して、私が乗った駅から降りる駅までの乗車券を発券してくれた。
すべての手続きを終えて改札を抜けたときは、発車1分前。
猛烈にダッシュして、いつもの新幹線に飛び乗った。駅員さんありがとう。

しかし、6000円も無駄にした・・・。
この日は一日テンションが下がってしまった。
今週は、どんなに疲れていても惣菜は買わないと心に誓った。
もちろん定期券の所在確認を毎朝することは言うまでもない。

夫が以前から欲しかったという小代焼の茶碗の値段が6000円。
微妙に心が痛む。何も言えなくて・・・夏。

ABOUT THE AUTHOR

得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営している、大学生の息子を持つ働く母です。
ポルノグラフィティとbacknumberが好きです。
2015年4月からMBA取得のため、仕事をしながら大学院で勉強しました。
2017年3月卒業。MBAホルダーです。
2級ファイナンシャルプランナー技能士。
Return Top