しかしこの歳で保育所に一日保母さんとしていくことになろうとは。
私の職場では、緊急の早出のとき、小さい子を持つ親御さんが出勤しようにも、保育所がまだ開いていないという理由で来れない人たちがいる。
その人たちを活用するには?
という話から、職場に一時預かり作ればいいね、じゃ、やってね。
と私の課に丸投げされた。
あの・・私たち、行政職なんですけど・・・。
自分の子は育てたけど、プロじゃないし。
さすがにこのままお子さんを預かるには、
スキルがなさすぎてまずいので、今回町内の保育所へ研修に行かせてもらった。
ここまでの手続き、すべてやりましたが、さすがお役所同士。
一日研修に行くだけでどれだけのハンコをもらい、書類を作ったか。
さて、私を含め今回3名が地元の保育所3園にそれぞれ1名ずつ研修に行きました。
私が行った保育所は全体で20数名の小さな保育所。
来年近くの保育所と合併することが決まっているそうです。
私は4~5歳児のクラスへ。
5歳児はとてもしっかりしていた
当番の子が朝のご挨拶を仕切る。そして点呼。
ああ、この歳だと、人の名前を呼んで確認するという練習が必要なのか。
「今から、出席を取ります。○○×さん。」
フルネームできちんと出席を取る。そして呼ばれたら、はい、と返事をして手を挙げる。
ん~小学校に入る準備?素晴らしい。
全員いたことを確認した当番さんは、園長先生に報告に行きました。
給食前には机を拭き、手洗いをさせ、いただきますのご挨拶。
しっかりセリフを覚えてみんなの前で言う。簡単なようで難しいと思いますが、ちゃんとできていました。
画用紙を配る
子どもたちに先生が
「1枚とって多いほうを横の人に回してください。」
と言っていたので、なるほどと思いました。
1つ取ってほかのものをお友達に回す、という作業、これできないんですね、言わないと。
わ~って好き勝手取っちゃう。
それでも多いほうを自分に残して1枚回そうとする子がいて、
「○○ちゃん、ちがうよ。」
とほかの子に指摘されていました。
先生はあくまでクールに(笑)見守っていました。
一人ひとり違う
当たり前ですが、興味関心が一人ひとり違います。
同じ外遊びでも、鬼ごっこ、ぶらんこ、砂場など好き勝手。
ドッチボールが始まりましたが、体力的に無理、難しい、と思った子は自分からその場を(勝手に笑)離れていき、砂場へ。
そのへんのルールのゆるさはしかたないですね。
うちの子、ドッチボールできなかったもんなー。当たったら外に出なきゃいけないことが納得できなくて。
今回、本当に勉強させてもらいました。
ほかの保育所に行った2名も、大変だったけどためになりました、と言ってくれて。
準備して実行できて本当によかった。
ご協力いただいた保育所や役場の方にも感謝です。