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教養としての投資

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ビジネスエリートになるための教養としての投資』を読みました。

投資と投機の違いって何

よく「投資」と「投機」は違うって言うけどどういうことだろう。
株のデイトレードは「投機」で長期保有するのは「投資」なのかと思っていました。

筆者の奥野一成さんは、農地に例えて説明しています。
この農地からどれだけの農作物が取れるのかを考えるのが「投資」
この土地がどのくらい値上がりするのかを考えるのが「投機」

わかりやすいですね。
なのに、株となると途端に欲に目がくらむ(笑)
その企業が行っている事業から、どれだけの利益が得られるのかを考えて株式を買うのか
この株式を買うことでどれだけの値上がり益が得られるのかを考えて株式を買うのか

農地の例で行けば前者を選ぶはずなのに、私たちはつい、後者を選んでしまいます。
人間の弱いところなのでしょう。

筆者は、さまざまな知識を総動員して仮説を導くことができれば、投資でもビジネスでも成功すると言います。
労働者の思想でなく、投資家の思想で世の中を見ること。

ではどうやって?

労働者の思想でなく、投資家の思想で世の中を見る

例えば、就活。自分が入社したいと思っている会社の20〜30年間の長期チャートを見てみる。

バブルピークだった1989年の株価を抜けているか?
株価の下落が続いているのであれば、何かネガティブなことが起こっているのでは?
と、自分なりに原因を考えてみる。
それを面接でぶつけてみたら?きっと面接官は話を聞いてくれるでしょう。

営業である会社にアプローチする場合、株主の視点で分析してみる。
産業構造は?
競争力の源泉は?
長期的な潮流はあるのか
これを先方にぶつけてみる。
議論して理解が進むと、どのような課題を抱えているのか、どうすれば業界内の優位性を出せるのか、がわかり、自分のところと取引するメリットを伝えることができる。

要は、儲かるかどうかでなく、この会社は伸びるのか、他社に負けない競争力があるのか、を見ることが大事であるということ。本では参入障壁という言葉を使っています。
他社がまねできない圧倒的な何かがあれば、ずっとその株を持ち続けるに足りる会社だ。
その見分けが付くかどうか。
仕事も投資も同じ。

営業利益は感謝の印


読んだときにつぶやいたもの。
そう、会社が稼いだ利益は、困りごとを解決した対価。そう思うと、営業利益が高い会社に投資をするということは、社会貢献なんだ。
だから堂々と投資をすればいいと筆者は言います。投資は怪しいなんて思わずに。

 

 

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得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営しているワーママです。MBA取得のため、仕事をしながら国内大学院で勉強しました。MBAホルダーです。職場で戦力外扱いされてるワーママの逆襲です。私はバカじゃない(笑)。職場の誰よりも本を読み、考え、アウトプットする。2級ファイナンシャルプランナー技能士。2020年保育士資格を取得。2020年9月kindle出版しました。