九州国立博物館で開催中の「宗像・沖ノ島と大和朝廷」へ
2017年2月20日、今日は休館日なのですが、特別に内覧会のご招待に当選しまして、喜び勇んでいきましたよ。仕事がぎりぎりまで押してしまったので、少し遅れて。
正面から入るまでのエスカレーターの修理など、やっていました。休館日だからこそやる仕事があるのですね。お疲れさまです。
職員専用通路から入りました。なんかバックヤードに入るようなウキウキ感。
すると、なぜか巫女様や農夫の埴輪の恰好をされた学芸員さんが、イラストレーターとお話し中。たぶん展示室のイラストをどうやって作ったかという話だったのでしょう。学芸員さんって多才なのですね。ラフ画を描き、イラストレーターにこうしてああしてと注文。それに基づいてイラストレーターがイメージを膨らませて描くのですね。
このラフ画からイラストに興し、展示されていました。
今回の展覧会はイラストがわかりやすく、神話に沿っていて面白かったです。
学芸員さんに質問するといろいろと教えてくださって。たとえば埴輪も、着ている服や装飾、大きさで身分がわかるとか。また、埴輪の犬!とってもかわいかったのですが、じつはこれ、牙むいてるんですよと。ええっどこが?と聞いたら口元に縦線が入っているところが、だそうです。あとこの時代に首輪をしていたことがわかりますね、と。なるほど。そして何に牙をむいていたかというと、実はいのししが目の前にいたんですよ。でもいのしし借りれなかったんです、と寂しそうにお話しされていました。なんでセットで借りれなかったのでしょうね・・・。
それから、甑という蒸し器の土器が。これって、鹿児島の甑島とかと関係があるのかな?と伺ったところ、甑島にはご神体としての岩があり、やはりこの甑という蒸し器に形が似ていることから甑岩と名づけられ、島の名前になったとか。その甑を初めて見ることができて、感激です。
このように、細かい話が聞けるところが学芸員さんとお話しできるメリットですね~いい体験をさせていただきました。もう一度行って、今度は音声ガイドを聞きながら、神話の世界にトリップしてみたいなと思います。このような機会をいただけたこと、感謝いたします。そして、これらの写真は九州国立博物館のご厚意で掲載させていただいています。ありがとうございます。最後に学芸員の小島さんの詩で展覧会の最後が締められていました。いや~多才です。
世界遺産登録になるといいですね~。
九州国立博物館にて2017年3月5日まで開催中です。
絵本もあるんですよ、この博物館。かわいかったです~。