志は起業を呼ぶ 玉置浩伸著
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コーポレートアントレプレナーシップの授業の先生が本を出していたことを知り、授業が終わったあと(遅いって)、Amazonで探して購入しました。残念ながら、中古しかなかった・・。
先生は三井物産から海外赴任でシリコンバレーに行ってから、起業を身近に感じたという。そして海外駐在の身でハーバード大学のMBAを受験。
辞めるか休職するつもりでの受験だったのですが、上司の計らいで会社からの派遣ということにしてもらっています。
たぶん一生懸命仕事をしてこられたからこその上司の配慮だったと思います。
その後、日本に戻ったあと、AOLジャパンの取締役になり、会社を辞めて起業し、ゴルフダイジェスト・オンラインを立ち上げます。
上場まで持って行ったあと、今度はハワイでケーキ屋!起業に携わると、これで終わりって思わないのですね。
そしてその印象的なあとがき。
実はあとがきが一番よかったと言ったら失礼かしら笑
- いつかは死ぬのだからやりたいことをやろう。
中学の時に習った平家物語が影響をしているそうです。あの、諸行無常の・・・っていう出だしですね。
- 勇猛果敢なベンチャー精神
シリコンバレーでの学びが先生の方向性を決定づけたようです。打たれても打たれても立ち上がる不屈のベンチャー精神が影響を与えたと言います。スタンフォード大学と町が一体となった起業のエコシステム。起業を学び、チャレンジし、成功したらベンチャーキャピタルとして今度は応援する側に回る。ぐるぐるスパイラルに上昇していくイメージなのかな・・。
- integrity(高潔さ)
ハーバード大学で叩き込まれた精神だそうです。これがないと粉飾決算に手を出したりごまかしたりしてしまう。経営上のあらゆる課題に優先する基本中の基本だそうです。
- 人の出会いを大切にする 出会った人のおかげで今があることは、後からわかるからどんな縁でも大切にしたいそうです。
- 人は自分が望む人にしかならない
いつか起業したいでは起業できない。わー耳が痛いです。いつか起業したいの「いつか」っていつ?そう言われてしまったようで・・。
おみくじ
「大空にそびえて見ゆるたかねにも 登ればのぼる道はありけり」
先生がお子さんが生まれたあと、明治神宮で引いたおみくじの言葉だそう。
これいいですね。どんなに高い山だって、登る道はある。
もちろん人によって高さに違いはあるかもしれませんが、チャレンジしないと登れないし、道があることも気づかないのでしょうね。
明治天皇が詠まれた歌だそうです。
Walking on the edge.
授業で、ゲストがおっしゃっていた言葉です。
先生にゴルフダイジェスト・オンラインのときの状況をお聞きしたら、
「立ち止まったら倒れるという状況で必死だった。」
とおっしゃっていました。まさにエッジの上を走り抜けたのでしょうね。