叱られバー

こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ⑥

こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ⑤https://nariko1.com/archives/4634 「いつがいい?例のバー。」 いきなり小久保は聞いてき...
「えっ私がですか。」
響子はそばを食べるのをやめ、箸を置いて小久保の顔を見た。

「たぶん、そんな彼とは別れろって言われるだろうな。そういえば今日、ソフトバンクの試合あってるよね。」

小久保は笑いながらスマホで試合速報を確認した。
ソフトバンクは、プロ野球のソフトバンクホークスのこと。
響子たちの勤める銀行でも、7月の「鷹の祭典」のときは、球団から配られるユニホームを着て窓口対応する日があるくらい、地域一丸となって応援している。

「あ、ソフトバンク負けてる。まずいな。」

「何がまずいんですか。」

麻子は小久保に聞いた。
「ママはソフトバンクのファンだから、機嫌が悪いかも。」
「ええっ」
小久保に脅されまくって響子は不安しかない。

「ま、逆転するかもしれないし。行くか。」

小久保が伝票を持って立ち上がろうとすると、麻子は
「小久保さん、割り勘で大丈夫ですよ。LINEで送金しますね。」
と声をかけた。
「いいよ。君たちは君たちの後輩に奢ればそれでいいの。」
ごちそうさまです!と響子と麻子は笑って小久保にお礼を言った。
さて、いよいよバーへ。ここからだと、歩いて10分ほどか。
店を出た3人は、博多座の前からバス通りの信号を渡り、川端通商店街に入った。
キャナルシティ博多に続く商店街であるが、途中商店街を横切る形で道が通っている。
右手がロマン通りと言われ、中洲に続く道だ。
元祖ラーメン長浜屋を右に曲がり、博多川を渡ると中洲だ。

まだ8時前なのでそこまで人通りは多くない。一方通行が多くて狭い道なせいか、タクシーと人との距離が近くて危ない。

小久保は何気に車道の方を歩き、響子たちに目配りしながら

「すぐそこだよ。このビルの5階。」

と言って入っていった。
響子たちは後に続き、エレベーターにのり、5階で降りると、すぐ目的のバーがあった。
「Barなりこ」というスタンド看板が明るい。
小久保が先頭を切って、木目調のドアを開けた。
「いらっしゃいませ。」
ママらしき人の声が聞こえた。
こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ⑦https://nariko1.com/archives/4667 小久保に続き響子たちは恐る恐る店内に入る。カウンターとテー...
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得子(なりこ)
得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営している、大学生の息子を持つワーママです。 2015年4月からMBA取得のため、仕事をしながら大学院で勉強しました。 2017年3月修了。MBAホルダーです。 2級ファイナンシャルプランナー技能士。