映画「アルキメデスの大戦」を観てきました。
天才数学者が数字で戦争を止めるという。どうやって?ワクワクして行ってきました。
アルキメデスの大戦の感想を書いてみたいと思います。
空母か戦艦か
新軍艦の建造会議においては、大蔵省に予算を認めさせるには安いほうが良い。
しかし、戦艦を作るべきだと提示されたその見積価格は、明らかに不当に安い。おかしい。
空母を作りたい山本五十六(舘ひろし)側は、相手の見積額が虚偽であることを証明すれば、会議に勝てると踏み、偶然知り合った櫂(菅田将暉)をスカウトする。
少佐でどう?
菅田くんを山本五十六が、少佐でどう?と採用してしまうことが驚きだった。
ですが、この階級社会では階級が低ければ部下はついてこず、上司は話を聞いてくれないので、少佐という階級は絶妙だなと思いました。
階級で人をみるのです。
どんなに嫌な奴でも階級が上なら頭を下げる。
それはその嫌な奴に頭を下げるのではなく、階級に頭を下げるということだ。
その様子を、中尉の柄本くんが表現していましたね。
でもだんだん、階級でなく菅田くんの能力に敬服するのですが。
数式で負かす菅田将暉さんの圧巻の演技
会議の場で、菅田くんはあの数式を暗記して何回も解く練習したんだなあと思いながら観ました。
暗記がそのままでないようにちゃんと数字も右から計算したかのように書いていく。
エンディングに数式の監修も入っていたのを見つけたので本格的でしたね。
会議中、次々と数式で解いていく場面が、「アルキメデスの大戦」の山場でした。
美しいものが好き。
美しいものは測りたくなる。
そういうものですか。
呉総監部は見学したことがあります。
赤レンガが美しく、重厚な作りでした。歴史を感じさせる建物です。
ときどき見学ツアーをやっているので、HPで確認されるといいですね。
間近で見た海上自衛隊の制服もかっこよかったですよ。
戦艦大和は負けるために作る
美しく、荘厳な、国民が熱狂する戦艦。それは大和と名付けられた。
結局建造することになったのであるが、日本が負けると覚悟させる、大和という日本の象徴が沈んでしまうことが必要だというラスト。
深く考えさせられた。こんな決断思いつかない。
最後、菅田くん中佐になってたな。
アルキメデスの大戦、おすすめです。
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