昨日、研究発表会に参加しました。
(仕事休んで)
その発表の中で、宮崎県立日向高校の図書館司書の方の発表がとても印象に残りました。
先生は、生徒がこんな本を探している、こういうことを知りたい、というと、丁寧に聞き取りをするそうです。
そして、その子に最適のレベルの本を探してあげる。
それが、マンガだったりするのですが、
「普段読みなれていない子供にはマンガが一番。」
なのだそう。
マンガはわかりやすく描いてあるので、実はマンガで知識を得るのは邪道ではないのだ。
私もむか~し、「あさきゆめみし」で源氏物語をマスターした思い出がある。
そうやって少しずつその子の読書のレベルを上げ、情報レベルも上げていく。
何かの専門知識を得ようと思った時にも有効そうな手法だなと感じた。
何か知りたいことがあったら、10冊くらい読んでいく読み方がある。
すると、だんだん、あ、これは前読んだ本にも書いてあったな、と知識がシンクロしていき、読むのが早くなる。
同じテーマの本を、同じレベルで読むのではなく、簡単な本から順に読んでいく。
「意外と基礎がわかってなかったりするんですよ。」
と先生。でも退屈にならないようにその子に合ったレベルの本を与えるのは、先生の聞き取りと力量だろうなと感心しました。
お話しの中で、大学に推薦合格した子が
「面接試問では、全部本に書いてあったことだったから答えられた。」
とうれしい報告があったそうです。
こんな先生がいたら、学校も楽しいだろうし、レベルも上がるだろうなと思いました。
スマホばっかりだと断片的なコピペばかりになってしまう。それは息子を見ていて感じたこと。
じっくり、基礎を積み上げていく読書、おすすめです。
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