ページ数が多かったが、何とか1週間ほどで読み終えた。
読み終えたと言うより、聞き終えたって感じ。
iPhoneにkindleのアプリを入れて、読み上げ機能で耳で聞いていた。
車の中で。駅から自転車に乗った時。家に帰って料理をしながら。
高校の首席はなぜ億万長者になれないの?
もちろん成績の良かった人たちは、きちんとキャリアを積み、社会的評価の高い、医者や弁護士などの職についている。
しかし、彼らの中に、世界を変革したり、動かしたり、あるいは世界中の人々に感銘を与えるまでになるものが何人いるだろうか。
ゼロ回答である。
学校で優秀な成績を収める資質と、一般社会でホームランバッターになる資質は相反するのだという。
学校とは、言われたことをきちんとする能力に報いる場所だから。
そしてすべての科目で、良い点を取るゼネラリストに報いるカリキュラムだから。
ルールに従い、安全策を取るものは成功者になれない
ではどんな人が成功者になれるのだろう。
そこで思い出されるのがチャーチルだ。
チャーチルは異端の政治家だった。みんなヒトラーと宥和政策を取ろうとしたが、チャーチルは違った。
市民の声を聞く為に、一人で乗り込んだ地下鉄。そして「never」という反応に確信を得る。
チャーチルの熱狂的な国防意識がイギリスを救った。
ヒトラーのような敵を倒すには、異端のチャーチルこそが最適だったのだ。
ユニークな資質とは日頃ネガティブな性質、欠点だととらえられていながら、ある特殊な状況下で強みになるものだ。
そうした資質は、チャーチルの偏執的な国防意識のように、本来は毒でありながら、ある状況下では本人の仕事ぶりを飛躍的に高めてくれるカンフル剤になる。
異端バンザイですね!
弱点が強みになること、励みになります。
この本は、すべての主張にエビデンス(証拠)を用意している。
そして最後に気になることが書いてあった。
夢の実現を強く願うと、脳はすでに望みのものを手に入れたと勘違いして、努力する代わりにリラックスしてしまうという。
先日の予祝はどうなんだろう・・・。まずいですね。