今月読んだオーディブル

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アキラとあきら

アキラとあきら
映画化されている池井戸潤の作品。
2人のあきらが主人公。
1人は船会社の御曹司、1人は町工場の息子。しかも借金が返せず一家で夜逃げしている。
その2人が出会い、銀行を舞台にシビれる仕事をしていく。
町工場の息子の方は、家に迷惑をかけられない、と大学進学を諦めていた。
だが、父親の再就職先の融資担当が、自分自身大学進学したものの、実家の都合で大学を辞め、高卒の資格で銀行に入った身の上話をし、ぜひとも息子さんには大学へと勧めてくれたことで進学できた。しかも東大・・・。そういう背景もあり、銀行に就職して困った人たちを助けたいと考える。
御曹司の方は、自分の人生は自分で選ぶと、銀行に就職する。
しかしサダメは変えられないのよね。
ものすごく長い本ですが、それを感じさせない中身で、わくわくドキドキしながら聞きました。映画はこれをどれだけコンパクトにまとめているのか。みたくなりました。

思い通りに人を動かすヤバい話し方

思い通りに人を動かすヤバい話し方
これも面白かった。
作者はマルチ商法でトップセールスだった方。
そりゃ話し方は上手でしょうね。
テクニックはたくさんあるのですが、印象に残ったことは、相手を褒めること。
これを「媚びる」と表現しています。媚びるというと、なんかこちらが下手になっている感がありますが、要は褒めて褒めて相手を気持ちよくさせればよいのです。
相手がゴルフが得意だと聞いたら、ぜひ教えてくださいと言う。
もう無理矢理褒めるのも「センスいいね」でなんとかなるみたい笑。
あからさまでない褒め方も必要ですが、さりげなく、
センスいいけどその服どこの？ユニクロ？全然見えないよ、さすが着てる人が良いと高見えするよね、
などと言ってみよう。

人はどう死ぬのか

人はどう死ぬのか
この本を読んだら、いやでも死について考えざるを得ないですね。
お医者さんが書いた本なので、臨終の際の「儀式」も、あれはパフォーマンスだったのか、と衝撃を受けました。（心臓マッサージなどの蘇生）
そもそも心臓マッサージや電気ショックなどは死にゆく人を苦しめるだけ。
それでも家族はできる限りのことをやってほしいと圧をかけてくるからやらざるを得ない。
私は自分の時は一切やらないよう申し伝えねば、と思いました。
そして、長生きをする苦痛。
あと20年くらい好きなことしてぽっくり逝きたいと心から思うのだが、それは甘い幻想らしい。死ぬに死ねないこの時代、死ぬことについてゆっくり考えてみませんか。

これらの作品はオーディブル聴き放題で聞けます。
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