林真理子さんと見城徹さんの対談本。
見城さんがいたから、林さんは直木賞が取れたんだな、優れた編集者と、優れた作家の相乗効果を読んでいて感じました。
見城さんは言います。
いい仕事の条件は、自己顕示と自己嫌悪の間を、絶えずスイングすることなのだ。
作家やミュージシャンは、自己嫌悪をどれだけ持っているかで、いいものを生み出せるかを見極められると言う。
それなら、私は作家1次試験合格ではないか(笑)
今週、自信について考えているのだが、私には全く自信というものがない。
自信がないからこそ懸命に努力する。
普通に仕事をする普通の人にとっても同じで、自己嫌悪と自己顕示を行き来するからこそ仕事でも結果を出し、成長する。
仕事とプライベートを分け、仕事はお金をもらう「手段」と考えるなら、その人に成長はあるだろうか。
見城さんは、手段は二次的なものと考える。
日々を二次的なもので埋めていいのか?と問いかける。
仕事イコール人生と思えるくらい打ち込むことが日々を充実させることなのだ。
信じることが、運命を切り開いてゆきます。
林さんは、運命は意思のことだと言います。
強く信じれば、幸せな未来に向かってやるべきことが浮かび、おのずとそれをやるようになると。
あーこれ、逆算手帳と一緒だ。
なりたいことやりたいことを書き、それに向かってやるべきことを10年1年1か月1日と落としていく。
林さんはそれを自然にされたのですね。
(2024/12/03 03:48:18時点 楽天市場調べ-詳細)
運の正体
運はどこまでも意思である。その意思を持ち続け、何度もつかみに行こうとすれば、いつか手中にできます。
林さんは断言されています。
何もしなければ、何も起きない。
まじめにじっと待っていれば、いつか必ず幸運がめぐってくるというのは、おとぎ話に過ぎない。
バッターボックスに立たなければ。
そのためにはレギュラーにならなければ。
レギュラーになるにはどうしたらいい?
一つ一つ考えて行くのだ。やってみるのだ。
私は一つ賭けをした。
ある応募をしたのだが、職場に届けていないので、また怒られるかもしれない。
昨日、その応募先からお問い合わせがあった。
それが取り上げられるのか、だめなのか、半々かな、と電話で話しながら感じた。
もし取り上げられたら、また職場に謝ればいい。
だめならだめで、なにも損はしない。
涼しい顔をして、私は水面下で必死で足を漕ぐ。
OKとなれば、もしかしたら、やっかまれるかもしれない。
その時は、じゃあ、あなたも必死で漕いだら?と言ってやろう。
妄想も意思である。