今月も読んだ本をご紹介したいと思います。
教えないスキル 佐伯夕利子著
IT関連の講師をされている方にご紹介いただいた本。
サッカーのコーチについて書かれていますが、教えるということに関わるすべての職業に通じる本だと思う。
考える癖をつけることに重きを置き、考える余白を作ってあげる。
言うはやさしいが、実践するのは難しい。
一方的なコーチングをせず、問いをつくることに心をくだく。
がんばらせる指導ではなく、自分で判断できる力を導く指導。
子育てにも有益ですね。
お金か人生か 給料がなくても豊かになれる9ステップ
お金を通じて自分の人生と向き合う本だと思う。
何にお金を使っているのか、一つ一つ把握するステップがある。
私はいくら稼いでいるの?
これはいくらで買ったっけ。(自分のガラクタに値段をつけるのは相当苦痛)
いったいいくら残っているの?
そして、これがない方がいいよね、と思う物があるのなら、なぜそれを手放さないのか考える。
お金って何でしょうね。
THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術
カタリストとは触媒のことです。
人の考えを変えるにはどうしたらよいか。変化の触媒になる方法が書いてある。
心理学の効果を使って心を動かす具体的なやり方がケーススタディを使って示されており、とてもわかりやすい。
例えば保守的な銀行で、顧客に心からサービスしたい、誕生日にカードを送るとか、と提案しても全く受け入れられなかった。
だが、提案者はまず銀行内の社員たちに心からのサプライズプレゼントを用意する。
バースデーカード、入院した家族のためにFacebookでカンパを集めて渡す・・その後、もう一度提案したら誰も反対しなかった。
そんなことやっても変わらないという不確実性を変えたのである。
2022――これから10年、活躍できる人の条件
9年前に書かれた本。
答え合わせのつもりで読みました。
Amazonアンリミテッド対象。
筆者はiPhoneの衰退をこの時期に予想していました。
実は当時私はこの本を読んでいたのですが、まさかね、と思っていました。
製品のライフサイクルに当てはめれば想像できること。
2016年春、シリコンバレーに研修に行ったとき、研修先の方が、日本ではiPhoneって言ってるけど、こちらではそうでもないんだよ、と話しておられました。
答え合わせに読んでみても。
答えが合っている合っていないではなく、こういう予想の仕方をするんだということが学べました。
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