みなさま、自分はフェイクニュースに振り回されていないと思っていらっしゃいますか。
私もそのつもりでしたが、昨年のトイレットペーパーが無くなった騒ぎのとき、やはり慌てて買いに行ったことを思い出しました。
情報はよく考えて拡散する
先日『ヤバいデジタル』という本を読みました。
その中に2020年の2月から3月にかけて、トイレットペーパーが店頭から無くなったことについて書かれていました。
当時、ニュースは、
トイレットペーパーなどの一部の買いだめの動きは、誤った情報がSNSに流れたことがきっかけになったと見られていることを伝え、
間違った情報に振り回されず、冷静に行動してほしいと買いだめをしないよう呼びかけていました。
しかしそれでも、このニュースを見聞きした人は、
フェイクにだまされた人が買いだめに走るかも
というリスクを感じ、だまされていなくても買いだめに走った可能性があるというのです。
よかれと思って拡散した情報が、フェイクをあおってしまうので、よく考えて拡散しないとだめだとわかりました。
なので、こういうときに伝える側は、
トイレットペーパーはたくさんあります。品不足ではありません
と事実を伝える。
次にデマの内容を伝えて、さらに事実で念押しをする。
事実のサンドイッチと呼ばれる方法で伝達する必要があると言います。
今日は、受け取る私たちは、フェイクよりも、フェイクを否定するニュースが拡散しまうことにより、だまされていなくても結局フェイクでだまされた人と同じ行動をしてしまう。
だから情報を拡散するときは、自分の頭でよく考えることが必要だと言う話をしました。
それではまた明日。
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