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こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ㉑

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こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ⑳https://nariko1.com/archives/4929 次の日の昼休み、響子は麻子と職場の控室でお弁当を食べていた...

会社が終わって、響子と麻子は地下鉄に乗った。
中洲川端駅に着き、ベローチェで軽食を食べた後、なりこママのバーが入っているビルへ向かった。
バーに一旦顔を出してから、シロさんに占ってもらおうと響子と麻子はバーに寄った。

「こんばんはー。」
「あら、いらっしゃい。今日は女子2人ね。」
「はい、実は今日占いでこのビルに来たので、ここで待たせてもらおうと来ました。」

麻子がハキハキと答える。

「ふふ、シロさんね。」
「えっ、ママご存知ですか。」
「もちろん。終わったらこちらにいらっしゃる予定よ。」
「えーシロさんが?」
「でも夜中になるから。あなた方は何時から予約なの?」
「響子か7時半で私が8時からです。」
「そう、お互いが終わるまでここにいたらいいわ。」
「ありがとうございます。占いが終わったら1杯いただきます。」

響子が言うと

「あら、私はもう今から飲むわ。ママ、モヒートお願いします。」

麻子は早速オーダーした。

「じゃ私はそろそろシロさんのところに行くね。ママ、麻子のこと頼みます。」
「はい、いってらっしゃい。」

響子は店を出て、エレベーターで2階に降り、こじんまりしたカフェバーに入った。

「シロさんのご予約の和田様ですね。」

店員が声をかける。

「はい。」

響子はドキドキしながら答えると、奥のソファーに案内された。
シロさんだ!
黒ぶちのメガネをかけ、黒いTシャツに黒のパンツの女性。
響子は一礼してシロさんの前に座った。

「先にお会計をよろしいですか。」

店員がひざをついて響子に伝票を差し出した。
その場でお金を支払い、響子はシロさんに向き合った。

「恋愛についてですか。」

シロさんは響子に尋ねた。

「は、はい。」

若い女性が聞きたいことなんてそんなにないのだろう。
するとシロさんに紙とペンを渡され、名前と生年月日、相手の生年月日を書くよう言われた。
響子は、自分と裕二の名前と生年月日を記入して渡した。

こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ㉒https://nariko1.com/archives/4943 しばらくシロさんはパソコンでホロスコープを確認し、何やら生...
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得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営しているワーママです。MBA取得のため、仕事をしながら国内大学院で勉強しました。MBAホルダーです。職場で戦力外扱いされてるワーママの逆襲です。私はバカじゃない(笑)。職場の誰よりも本を読み、考え、アウトプットする。2級ファイナンシャルプランナー技能士。2020年保育士資格を取得。2020年9月kindle出版しました。