読書

超成長都市「福岡」の秘密 石丸修平著

著者である石丸修平氏は、経産省からコンサルティング会社を経て福岡地域戦略推進協議会(FDC)事務局長でご活躍中です。このほかにもたくさん肩書があります。

先日福岡で地震があったとき、東京の友達が、福岡市とLINEで友達だから第一報はLINEで知ったと教えてくれました。

え?東京なのに?なんか面白いですね。
福岡の住人でなくてもフォローしてしまう福岡市。
その仕掛けの数々に石丸さんがかかわっているのです。
私は2015年ビジネススクールに入り、2016年に「地域政策プロジェクトデザイン」という科目を取りました。
この科目は、大学院生が履修登録可能。

そのかわり、面接があるとのことでした。

当時、熊本震災後の仕事の立て込みで、どうしても面接日に休みが取れなかった私は、昼休みにSkypeで面接してもらい、どうにか合格して履修することに。
そこでは、准教授として入っていた石丸さんからもチームとしてプロジェクトの指導を受けました。
その時から石丸さんの圧倒的な活動を見ていました。
一体、いつ寝てるんだろう。

2012年にスタートアップ宣言をした福岡

私は2016年3月大学生とシリコンバレーに研修に行きました。
(大学院の単位にはならなかったけど、自分の人生の中でシリコンバレーに行くことは二度とないだろうと思って単位登録し応募。)
3月というのに気候が良く。カラッとしていてとても気持ちが良かった。

以前、「年収は住むところで決まる」という本を読んでいた私は、シリコンバレーがなぜイノベーションを起こすのか、肌で感じてみたかったのです。

行ってみて感じたのが「気候」でした。
スタンフォード大学の学生とのディスカッションの中で、なぜこの大学を選んだの?と聞いたら、
「暖かいから。」
と笑って答えました。

冗談半分でしょうが、寒くも暑くもなく過ごしやすい気候は何より人を活動的にさせるのだなと感じました。

翻って福岡は?
日本海側なので冬はいつもどんより。九州といえども北部なので普通に寒い。
夏は暑いし、ジメジメするし、ここがとてもシリコンバレーのようになるとは到底思えなかった。
福岡市がスタートアップ宣言をしたことは知っていましたが、正直、日本のシリコンバレーになるなんて無理じゃない?と思っていました。

それが、なんと本当にスタートアップが生まれる街に変貌している。

本に詳しく載っていますが、
国家戦略特区となり様々な実証実験が行われている。
廃校した大名小学校が、スタートアップの拠点となる。
九州大学に起業部ができる。
エンジニアカフェができる。
LINEで福岡市と友達になれる。
Wi-Fiが至る所に整備される。
メルチャリもできたしね。

新しもの好きの福岡の気質が合っているような気がします。

なぜ福岡は成長を続けるのか

産官学民の連携がうまくいっていること。
これらを上手くつなぐ役割をFDCが担っていること。
官のスピードが速いのは、高島市長だからというのもあるでしょう。
しかし、NewsPicksでの市長へのインタビュー記事にありましたが、基本的に何も変わりたくないという人たちしかいないのです。
革新的と言われる福岡でもそうなのです。
私も組織にいるのでよくわかりますが、つつがなく今の仕事を終えればそれでいい人たちの中で、変化は疎まれてしまうのです。(仕事増えるのいやだし、失敗したらいやだし)
その中でよくここまで。
トップの覚悟でしょうね。

私が当時「地域政策プロジェクトデザイン」で学んだことは、課題は現場にしかない。
自分の目で、足で、確かめ、現場の声に耳を傾けること。
そして解決策も現場にしか落ちていないということ。
本当に勉強させてもらいました。ありがとうございました。

ABOUT ME
得子(なりこ)
得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営している、大学生の息子を持つワーママです。 2015年4月からMBA取得のため、仕事をしながら大学院で勉強しました。 2017年3月修了。MBAホルダーです。 2級ファイナンシャルプランナー技能士。