日経MJ 2016年8月15日号
「岡崎京子」を再読すると言う記事。
そうだった。
私が高校生だったころ。
東京は憧れだった。
パルコに行きたかった。
東急ハンズに行きたかった。
ananを読み、東京にだけある、最先端が非常に価値を持っていた。
東京に行かないといけないと思っていた。
背伸びをしたかった。あの子が持っていないものを持ちたかった。
違う自分になりたかった。
ネットがそんな特別感をぶち壊した。
東京に行かなければ手に入らないもの。見れないものは、もはやない。
手に入らないから欲しかったあの渇望感はもうない。
今日、ある会議のあと、車で博多駅の前を通った。
パルコも丸井も東急ハンズも福岡に来たよ。
あの、高校生の時代からすると、夢のようである。
背伸びが消費を生んだ、とはまさにそうであろう。バブル世代ですが、何か?
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