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スーパー公務員直伝!糸島発!公務員のマーケティング力 岡 祐輔著

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

公務員にマーケティングが必要なのか?

なりこ
なりこ
そもそも公務員にマーケティングって必要なの?

と最初に疑問を持ちますよね。
お役所と言えば、住民票を発行したり、健康保険の手続きをしたり、保育所の申し込みをしたり・・・と窓口の仕事がまず浮かんできます。
でももちろん市町村の仕事はそれだけではありません。
町を元気にすることで人が集まり、お金が落ち、住民が幸せになる。
そのお手伝いをするためにマーケティングを使うのです。

岡さん
岡さん
公共サービスも民間と同じ。顧客の便益のために考えるのがマーケティングです。

マーケティングミックスで女子高生と「もずく」を売る?

なりこ
なりこ
商品開発だけで頭がいっぱいになりそう。

商品はできたけどどうやって販売するの?
宣伝は?販路は?
行き当たりばったりだと予算もつかないし、人手もないですね。

岡さん
岡さん
4Pを同時に考える必要性があります。

と言います。4Pとは、

Product(製品、サービス)
Price(価格)
Place(流通、販路)
Promotion(広告、宣伝)

のことです。この4つを同時に考えないと、作っただけで終わってしまいます。
糸島の「ふともずく」、認知度が低いことがアンケート調査でわかりました。

なりこ
なりこ
では、どこと組んで商品開発をするの?

岡さんは福岡市にある商業高校と組みました。

なりこ
なりこ
え?なんで糸島の高校と組まないの?

私も最初はそう思いました。
しかし、糸島にあるのは農業高校。

岡さん
岡さん
授業で販路開拓や広告をやるのは商業高校ですから。

現地の情報を持ち、現地で働ける人と組むのは「マルチ・ドメスティック戦略」。
そして糸島ブランドが浸透してきている福岡市で開発し、売るというのは「近くから遠くへ」というセオリー通り。

なりこ
なりこ
だから福岡の、商業高校なのね。

よく考えられています。
テレビに取材に来てもらう、来てもらう前にインスタなどのSNSで検索してもらえるよう先に情報を流しておく、などとても公務員とは思えない戦略の数々。
息を飲みながら一気にページをめくって読んでしまいました。

地方公務員×MBA×分析

この本は、地方公務員のマーケティングのバイブルになるのではないか。
どうしてこう考えたのか、という理由が、マーケティングの手法とともに解説されており、とてもわかりやすい。
糸島の事例とやさしい図解がふんだんに入っており(イラストも糸島市役所の方が描いておられるそう)すいすい読み進められると思います。
読んだ第一印象は、ビジネススクールの復習でした。
なじみのあるマーケティングの言葉の数々。

実は、岡さんはビジネススクールの私の1期先輩なのです。
同じことを学んでいるはずなのに、同じ武器を渡された(MBA取得)はずなのに。
岡さんは学んだことをすべて仕事に還元されていました。本当に素晴らしい。
そして、さまざまな掛け算で仕事を広げ、スーパー公務員とまで言われるようになっています。
私も、先輩に負けないように、仕事×MBA×ワーママでがんばります。

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得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営しているワーママです。MBA取得のため、仕事をしながら国内大学院で勉強しました。MBAホルダーです。職場で戦力外扱いされてるワーママの逆襲です。私はバカじゃない(笑)。職場の誰よりも本を読み、考え、アウトプットする。2級ファイナンシャルプランナー技能士。2020年保育士資格を取得。2020年9月kindle出版しました。