図書館で偶然見つけた本です。
面白かったので紹介します。
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私の職場も圧倒的に女性が少ないので、女性の管理職は少ないのですが、それでも私が就職したころに比べると、増えてきたなあと実感しています。
私も主任や係長をしましたが、まずそれをやる女性がいない。
なぜか。
めちゃくちゃ忙しそうにしている男性の主任や係長を見てきているからです。
あんなに長時間残業できない、と思ってしまう。
しかし、いざ自分でやってみると、意外と時間のコントロールができるんですね。
あの、やみくもに残業していた男性たちは、いったい何やってたんだろうと今では思う。
そしてその役職についたとたんに入ってくる情報に感動した。
主任だから言っておくけど、と上司が耳打ちしてくれる情報。
これは係員では絶対に教えてくれない情報だった。
しかも、私が主任になるというのは、上司から強く言われたから。
「絶対できるからやれ。受けないとあとで必ず後悔するぞ。」
私はそのとき、とても私にはできないからと断るつもりでしたが、そこまで言われたらやりますと言わざるを得なかった。そして、やってよかったと今は感謝しています。
男尊女子社会と好意的性差別
「男尊女子社会」は初めて聞きましたが、酒井順子さんが書いた本の言葉です。
女性は意識的に男性を立て、そのほうが楽に生きられると考えているという。
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私よりはるかに優秀な先輩たちが、ラクだからという理由で今の仕事、補助的な仕事で満足し、やがて辞めていった。
しかし、今考えると、与えられた仕事が続けて行きたいと思う仕事でなかったから辞めたのではないか。
女性だから、体力がないから、子育て中だからと誰にでもできる仕事しか与えられない。
これを好意的性差別という。
子どもが小さいころ、本気でやれば1時間で終わる仕事を8時間かけてやっていた。
本当に、簡単な仕事しかさせてもらえなかったから。
それは「配慮」だったのだと思う。
でもそんな配慮、いらないのにな。
子どもが熱を出して、病児保育を頼もうかと一瞬考えて辞めたことがある。
そこまでして出てやる仕事じゃないから、いいや、休もうと思って休んだ。
そうやって過ごした30代。
男性の同期と圧倒的に差が付くのは仕方がないことだった。
この本は、管理職の志向について様々な角度から統計を取り、分析した結果が掲載している。
統計結果を読むのは難しいのでパラ読みしつつ、筆者が言いたいことを読んで一人でうなずきまくる。
女性だから管理職になりたくないわけではない。
あなたならできると言われ、仕事をさせ、結果を出して自己肯定感を上げさせれば、女性は必ず仕事をする。
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