Life

お局様最強伝説

私もお局ではあるが、私の上にお局様がいる。
お弁当を一緒に食べる。
本当は面倒なので一緒に食べたくないが、仕方なく食べる。
他の女性たちは、最初はお弁当だったが、心底いやなのか、食堂に切り替えている。
私は痩せるため、我慢して弁当を持参している。
食べる場所は事務所のソファー。
目の前のテレビからいじめのニュースが流れたのを見て、
「えっ小学生でいじめられて・・・学校行かないってどうなの。」
とお局様が言う。
いや、いじめられたら行かないでしょ。
「・・・いじめられたことないんですか?」
と怪訝な顔をしてお局様に問うと
「えっ無いわよ。」
そうだろうなあと私はしみじみ納得し、
「ああ、いじめる側ですからね。」と口を滑らせそうになり、慌ててご飯をかきこんでごまかしていると
「あっそうそう、私いじめられたことある!」
と楽しそうに言う。
えっ何この明るさは?
「男の子がさ、私のこといじめてたのよね。でもあれって私が好きだからいじめてたってこと、大人になってから気づいたの♡」
・・・どう返事していいかわからなかった。
それは、その男の子が白状したのだろうか。いや、絶対ないよね。だってお局様独身だし。
「そうなんですね。」
と言うのが精いっぱいだった。

美味しいと言って

お局様は、お母さんが入院して、お父さんのごはんを作らねばならないらしく、今まで全くお母さん任せの家事をやっているそうだ。
いつも自信満々のお局様は
「今日も美味しくできた。」
と言って、作って余ったのか、何なのかよくわからないものを配り散らす。
優しい後輩たちは、
「美味しい♡お店のかと思った。」
と言う。
私はノーコメントを貫いていると、お局様が寄ってきて
「ねえ美味しいでしょ。」
と、攻撃してくる。
「・・・そうですね。ごちそうさまです。」
と言う私。大人げないかしら。
そして今日、お局様が帰りがけ叫んでいた。
「今日はごみを集めないのかしら。」
お局様のごみ箱のごみを誰かが集め忘れたみたい。
・・・自分で捨てればいいのに。
慌ててみんなが駆け寄る。
「今まで働いてきて、出会った中で最強ですよ、彼女。」

と部下がつぶやく。いや、もっとすごいのいるって。
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得子(なりこ)
得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営している、大学生の息子を持つ働く母です。 2015年4月からMBA取得のため、仕事をしながら大学院で勉強しました。 2017年3月修了。MBAホルダーです。 2級ファイナンシャルプランナー技能士。