九州国立博物館にて2018年2月10日から4月8日まで開催中の
「王義之と日本の書」
に行ってきました。
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なぜか鳥居がピンクに。
ちょうどイベントがあっていたようです。
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ハッキリ言って、何が書いてあるのかほぼ読めない・・・。
しかし、音声ガイドで、書は読めなくていい、形を鑑賞すればいいというようなことが語られていて、あ、そうだなと腑に落ちました。
絵画だって、少なくとも私は理解して見ているわけではないし。
だったら書も、墨の濃淡や筆運びの滑らかさ、字の柔らかさを鑑賞すればいいんだ、と。
肩の力を抜いて、ただただ書を眺める、そんな時間でした。
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中でも王義之の書は、何とも言えない筆運び。
王義之の書の原書はもう存在しないのですが、 双鉤填墨(そうこうてんぼく)という方法で写した書が残っているそうです。
それが国宝になるって・・・。
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書状が4つ並べられていて、信長、淀殿、常光院、伊達政宗の書状を見比べる(読み比べてない笑)ことができました。
当時の手紙がこうやって残ると、今のスマホでのやり取りってちょっと味気なさを感じないでもないですね。
片目の政宗は、書き始めの字に特徴があり、距離感が取りにくいからこその筆運びだったらしい。
そして、余白の美というのか、書状ってまっすぐきっちり書かないのですね。
また、平家納経の絢爛豪華なこと。金銀が散りばめられたお経ですが、字も美しかったです。
平清盛の力というか、権勢も垣間見れた経典でした。
音声ガイドは高橋英樹と娘さんの真麻さん。音声ガイドはひそかな楽しみで、次は誰かな~と思いながら博物館に行くのです。
写真は九州国立博物館より提供を受けました。いつもありがとうございます。