ダークサイドスキルは終身雇用に役に立つ

さかのぼってVoicyを聞いていてなるほどと思ったのは、終身雇用が無くなるって本当か？という内容でした。
大企業の社長が、もう終身雇用は難しいという話をしたことは周知であろうが、本当にそうだろうか。
４０～５０代で課長くらいで、全く仕事してなさそうな人、会社にいませんか？
うち、ゴロゴロいます（笑）
では、なぜその人たちは、クビにならないのでしょう。
それは社内でしか通用しないスキルを持っているから。

誰に話を通せば、稟議書がすっと通るのか。
この案件のキーマンはあの人だと瞬時にわかる。
総務課で力を持っているのは、実はお局だとか、文書審査の非常勤と仲良くなっておくとさくっと審査が通るとか、秘書課長の好きなお菓子は何かとか。
本当にどうでもいいんだけどとても重要なことをよく知ってるんです。
だからあのおじさんたち、いつもタバコ吸いに席を外すのですが、どこからか情報を持ってくる。
「今度、本部の○○が来るらしいから、そのときにこの案件耳打ちしよう。」
とか言ってくる。え～？本部の方が来るなんて、まだ予定表にないのに。
でもそんな情報、どうやって教えてもらうんだろう。
たぶんとても質問が上手い。
そして聞き上手でもある。
だから情報が取れるのだと思う。
よく考えたら、この方仕事してますね（笑）
スマホがいまだによく使えてないようだけど。

今日、同僚と話していて感心したのが、ある実習で失敗したグループに、あえて指摘しなかったことです。
「たぶん、失敗したことは理解しているはず。だから次それを生かしてくれたらそれでいい。」
とあとで教えてくれました。
そして、どうしたら次は成功するのか、言葉を選んで考えさせていました。
「その組み合わせでいいのかな。完成イメージをを図にしてみるといいよ。」
と声掛けをしていたので、明日はきっと成功するでしょう。
わたしも立ち会うので楽しみです。
どうやったら相手が力を発揮できるような声掛けができるのか。

人を動かすスキルを持っている方々が多いので勉強させてもらっています。