20分で1冊読む
というオンライン読書会に参加しました。
え、20分で本が読めるの?
と驚かれますよね。
う~ん、読むというより調べるって感じでした。
- 表紙、目次、まえがき、あとがきを読む。
- この本に対する質問を考える。
- パラパラめくってキーワードを探す。
ここまでで5分程度。
- そして、15分で質問に対する答えを探す。
- そのとき、マインドマップでメモをしていく。
これで20分です。
今回私は、『近江商人の哲学』
という本を選びました。
滋賀県のたねやという和菓子店の話です。
クラブハリエというバームクーヘンでも有名ですね。
マインドマップはこんな感じ。
色は後からつけました。
15分で本をメモするのはかなり難しい。
私は新書くらいなら大丈夫かなとこの本を選びましたが、質問に対する答えを探す間もなく、読みふけって時間が経ってしまいました。
ちなみに質問は
「三方よしって何?」
読む進めると、最初から高単価の和菓子を売っていたこと、それは冠婚葬祭用で使ってもらうためのものだったということでした。
だから立派な和菓子と立派な包装紙が必要であること。
法事等で使ってもらうための大口注文はバブル前に辞めてしまい、店舗数を増やしたこと。
店舗を出すとき、家族ごと引越して、10円でもたねやの領収書をもらって回ったこと。
(領収書に名前を入れてもらうことで、店名を覚えてもらう作戦)
三越に入るときに虎屋の横を指定したこと。
(虎屋であればいい場所に店があるに違いないから)
そしてそのデパートでは最初全く売れなくて、品数を減らしたところ売れ始めたこと。
つまり自信のある品で勝負すべきことがわかったこと。
などなど、面白すぎて、三方よしを調べるところまで行き着かず・・。
最後数分で、はっと我にかえり、急いで三方よしのところを探すと、たねやには仕入部や社会部という部署があり、良質な材料を仕入れるためには適正な価格で取引すべきで、それが売り手よし書い手よしにつながる、という話を拾えました。
だいたいここで20分終了。
あとは、グループ内でどんな本を読み、どんな内容だったかをシェア。
3分以内で話をまとめるのも技術ですねえ。
しかし、意外と本の中身が頭に残ったので、こんな読み方もいいのかもと思いました。