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こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ㉔

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こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ㉓https://nariko1.com/archives/4947 「いらっしゃいませ、ああ、お疲れ様でした。」 ママが...

使う喜びがわかるからこそ、貯めようとがんばれるのかも。
何事もバランスが大事なんだな。

「ああ、シロさんが言っている意味がわかりました。」

響子はつぶやいた。

「シロさん、何か言っていたの?」

ママが尋ねた。

「はい、彼はお金を貯めるために極端なことをするから、よく見ててねと。貯めるばかりに意識が行き過ぎることを心配されたのかも。」
「そうね、例えば収入の2割貯金できれば、あとは全部使っていいのよ。」
「全部ですか。」
「そう、2割貯めてるからあとは安心して使えるでしょ。自分の楽しみや自分への投資のために使っていいのよ。」

貯めるばかりが能じゃないってことか。貯めながら使う。なんだか楽しくなってきた。

「ただいま~。」

麻子が戻ってきた。

「お帰り。どうだった?」
「うん、好きなら好きっていえばいいじゃないだって。」
「えっ好きな人いるの?」
「うん・・・。」

麻子は元気がない。麻子が好きな人って誰なんだろう。

「まあ、小久保さんはじきに和田さんのことあきらめるから、もう少し待って告白ね。」

ママが言うと、麻子はなんでわかるの?という顔をしてママを見た。

「ええ?麻子、小久保さんが好きなの?」

響子はびっくりして麻子に聞いた。

「え、ええまあ。」

そして、小久保さんは和田さんをあきらめるってどういうこと?

「小久保さんは和田さんが好きなのよ。」
「えええ?」

響子は驚いてばかりだ。なんでわからないんだろう。

「あの、私は・・・。」
「わかってるよ。響子は小久保さんのこと、何とも思ってないもんね。」

麻子はため息をつきながら言った。

「モヒート、お願いします。」

響子は、シロさんにモテるわねと言われたのが、小久保先輩のことだったのかとやっとわかった。

こんなお金の知識のない彼とは別れなさい!叱られバーへようこそ㉕https://nariko1.com/archives/4955 夜中の2時過ぎ、シロさんがバーにやってきた。 「疲れ...
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得子(なりこ)
得子(なりこ)です。このブログを運営しているワーママです。MBA取得のため、仕事をしながら国内大学院で勉強しました。MBAホルダーです。職場で戦力外扱いされてるワーママの逆襲です。私はバカじゃない(笑)。職場の誰よりも本を読み、考え、アウトプットする。2級ファイナンシャルプランナー技能士。2020年保育士資格を取得。2020年9月kindle出版しました。