不動産見学の動機
不動産賃貸業をする暇は今のところない。
ただ、定年が見えてきた今、街中の便利の良いマンションに移り住みたいなぁと言う夢があります。
たまたま新聞の不動産広告に載っていたマンションが、場所も名前も知っていたので、ネットで検索してみました。
不動産を見たいときはどうするの
新聞広告に載っていた不動産会社とは違う会社でしたが、同じマンションの別の部屋を売っている不動産会社を見つけたので、HPから資料請求をしてみました。
するとほどなく営業から電話がかかってきました。日曜の夕方です。
電話が来るとは思わなかったので驚きました。
お問い合わせがあった瞬間に営業の担当営業のスマホにメールが届くんだろうな。
その営業の方は、すでに会社から家に帰られたあとだったようで、電話のうしろでお子さんの声が聞こえました。
そんな一家団欒の中でもこうやって営業の電話をかけてくるって、大変だなと思いながら少しお話をして、実際に物件を見に行く約束をしました。
資料請求をし、内覧したいとか、返済計画知りたいとかにチェックすると、速攻営業から電話が来るということを学びました。
その後、私は猛烈に不動産売買について勉強始めました。(遅いって)
そしてちきりんさんのリノベの本を読み、もしリノベをして住むのであれば、
- いろんなショールームに行って、
- こういうリノベーションしたいという夢を言語化して、
- 実際その夢がこのマンションで叶うのか
というところまでところまで調べ尽くさないと、買う意味がないというところまでわかりました。
なので、今日のところは物件を見て、その平米数のイメージを頭にたたきこんで帰ろうと思いました。
いざ、マンション内覧
営業の方とマンション前で待ち合わせをして、マンションのお部屋に入りました。
住んでいる人なのか、オフィスとして使っている人たちなのか、絶えず人が行き交うマンション。
受付も何人か常駐しており、ロビーも明るく、良い感じ。
ですが、部屋に入ると、もうずいぶん人が住んでないような雰囲気でした。
設備も相当古く、これって買った当初のまんま?
畳もペコペコで、障子は茶色く、壁紙も剥がれてこれはリノベーションしがいがあるなと思うような物件でした。
人、住んでいた気配がない。
お昼に行ったので南向きの日差しがどれぐらい入るのかなと言うことは確認できました。
物件の概要とお値段
築40年ほど。最寄駅より徒歩2分。どこへ行くにも便利な場所です。
3DKで畳の部屋が2つ。60ちょい㎡
これで2150万。
う~ん、1500~1600万なら考えるけど・・・。
ちきりんさんの本を読むと、築数十年経っているのであれば、配管等もぜんぶやり替えたほうがいいらしい。せっかくリノベするならね。
これって、配管からやり直すと、いくらくらいかかりそうですか?500万?
と営業さんに聞くと、配管まで気にするなんて、建築関係のお仕事ですか?と尋ねられた。
逆にみんなそんなこと気にしないのか、と驚いてしまった。そして、
いや、700万は行くでしょうね。
と言う。はあ?じゃあ、込み込みで3000万近くかかるってことか。築40年のマンションなのに。
いったいこの建物がいつまで持つのか全然見えない。
建て替えとか、するのかなあ。
するとしたら、合意形成できるの?
ローン以外のコスト
そして、管理費と修繕積立金だけで別に3万もかかることに驚き。
固定資産税や火災保険も当然かかるしね。
この物件の持ち主は相続でもらったということらしいが(本当かどうかはわからないけど)確かに住む気がないなら売るわな。
持っているだけで管理費等が毎月出て行くわけだし。
賃貸に出すにも、この部屋じゃ誰も借りないでしょう。
ローン組んで、別にこの3万を払ったら・・・。
個人の方に売れなければ、リフォーム会社に安く売って、リノベして売りに出すそうです。
そうすると、2回手数料が入るので、不動産会社にとってはおいしいらしい。
つまり、リフォーム会社に売るときに手数料が入り
リノベしたあと、またリフォーム会社が売るので、仲介すればまた手数料が入ると。
なるほどねえ。
「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」ちきりんさんの本です。
あ、もちろん、このマンションは見学だけで終わりました。
買うなら築20年くらいかなあとぼんやり思えただけでも収穫でした。